ヤンキー君とメガネちゃん

□あの子が好きです
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そんなに可愛くないし、俺の好みでもなかった。


だけど、気が付けばあの子の事ばかり。
不思議な事もあるもんだ。

あったのはシナと一緒に居たときに、数回ほど。それだけ。
なのに、どうやら俺は――・・・


あの子の事が好きみたいだ。

でも、なんかシナとかなり仲がよろしいらしく。いっつも一緒にいるんだよな。あいつ、好きなんじゃねえの、あの子の事。
ああ共学いきてえぇええ!!同じ学校通いたかったなぁ。
いまさら叫んでも遅いけど。

「シナさ、花ちゃんの事好きなわけ?」
「はっ?ンで俺が足立の事・・・!!」
この練馬君を騙せるとお思いですか?思いっきり顔赤いんですけど。
あーそうですか。チクショウ。共学無くなれ!!つーか共学いってる奴がくたばればいいのに!!
むしろシナがインフルエンザとかにでもなんでもなって、学校通えなくなっちまえば良い。
悪態を心の中でつきながら、目の前にいる共学に行きやがってる幼馴染を睨みつけた。

「かわれよそのポジション」
そうは言ったって、事実はかわるハズが無い事、さすがに知っている。

はぁあ、と盛大に溜息。
シナは何なんだよ、とか言って、不思議そうな顔をしていた。ああ、お前にはわからねーだろうな!共学通いめ!

あぁ。
次会えるのは何時かなぁ・・・花ちゃん。
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