お題一

□無防備な弥子好きに10のお題
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8.そんな無防備なとこ見せていいのは俺だけだから



すうすうと、横で寝息を立てる少女。
俺は今、ちょっと困っちゃってるところです。

「うーーん」
これは、生殺しでしょう。


ちなみに、今ここは桂木探偵事務所。
俺は早めに仕事終わらせて、遊びに来たわけなんだけど。

「いきなり寝ちゃいますかぁ」
さっきまで楽しくお話してましたよね、桂木さん。
まあ、昨日までテストだったらしいから、眠いのは仕方ないんだろう。でも、ちょっとね。
「これはね、俺困っちゃうよ」
苦笑いして、穏やかな寝顔を見つめた。
あーぁもう、可愛い顔しちゃってさ。

「キスしちゃうよー?」
当然、返事なし。
「・・・」
ぐ、と身をのりだして、鼻がくっつくくらい近くに顔を持っていった。
もう少し。身体を前に傾けるだけで、唇が触れる。

「・・・って、やらないけど。さすがにそれはマズイでしょ」
幸せそうに未だ眠り続ける桂木を見ながら。ひとりごとを呟いた。

むにゃむにゃ、それ私の白米〜、とか可愛い寝言呟いてる桂木に笑いながら、
「幸せそうだから、起こすのは勘弁してあげる」
そおっと頬をつついて、又可愛いなあ、と呟く。

「でも、そんな無防備なとこ見せていいのは俺だけだから」





* * *
んん?
なんか中途半端だなあ。まあ、いつも言ってる気がするんですけど。
物語って終わらせ方がまったく分からない……。

うーーん。
ネタが最近思いつきません。全部同じ感じになる。

100605
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