長めのはなし

□そしてずっと好きでいて
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両思いとなってから数日が経った。





「お、おはよう!」




「おはよ、旦那。」



いつもは平気で頬にしていたおはようのキス。




でも今では、




「ん…」


「可愛い…旦那。」





周りを若干気にしての、唇へのキスへと変化した。





「えへ…」



嬉しそうに微笑む旦那、




嗚呼…




(何て可愛いんだ!つか何でこんなに幸せなの俺様って!許されねーよ、てか俺様今なら死んでもいーや!嘘!やっぱ死ぬの嫌ー!)






うおぉおおと悶える俺を旦那は不思議そうに見つめると、

フッと笑って俺の腕を掴んで突然走り出す。





「早くしないと遅刻でござるー!」



「ちょっと!走んないでよ旦那ぁ!!」






物心ついた頃からずっと一緒にいて、



小さい頃は全然弱かった俺をいじめっ子から何度も助けてくれたヒーロー的存在だった。









そんな旦那が






俺のものになりました。







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