長めのはなし
□ずっと俺だけ見てなさい◆前編
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「旦那…?」
「あ…!すまぬ佐助!あの、今日はこれくらいにせぬか…?某あまり体調が優れぬのだ。」
不審がる佐助に、幸村は慌てて謝ると
乱れた服を震えた手で着直した
だがその手は佐助に掴まれ、また再び幸村の身体はベッドに縫い付けられる。
「…何考えてた…?」
「……っ」
己を見透かすように見つめる佐助の視線が怖くて顔を横に向ける。
すると、悲しく佐助が呟いた。
「なんで、俺のこと見ないの?もしかして俺様なんかした?」
「佐助は何もしてない!」
「じゃあなんでいきなり、俺様のこと拒むの?……好きな奴が他にできたとか?」
「それはない!!んんっ…」
いきなり塞がれる口。
まるで逃がさないと言っているかのように舌を絡ませてくる。
「んぷぁ…あ…」
「……旦那、俺不安なの、旦那を誰にも渡したくない。」
「佐助…」
そう言って悲しい顔をする佐助に、幸村は佐助の広い背中に腕を回した。
「ごめん佐助…、違うのだ。某はお前しかいらぬ。だから…はやく……きて…?」
幸村が目をウルウルとさせてそう呟くと佐助の中で何かが切れたように幸村に覆い被さった。
…………
「ぅん…んゃぁあ…!はぁっ…んん、んっ…」
「んっ気持ちいい?旦那…」
全裸になった幸村と上半身だけ裸になった佐助。
そんな幸村の自身を佐助が幸村の細い腰を撫でながら口に含んでいた。
「ぁあ…!あああんっ!やだぁ、汚い!佐助ぇ…」
「汚くなひよ」
「あぁ…!咥えたまま喋るなぁあ///!ゃんっ!」
熱い佐助の舌が裏側、先端を容赦なく愛撫する。
それはとてつもなく気持ちいい。
「あっ…あっ…あ…、もう、ダメぇえ!でちゃうっ…!」
「ひひよ…らして(いいよ…出して)」
そう言うと口を激しく上下に動かして、舌で先端ばかりを撫で回した。
「あああっ…!あんっ、んっ、んっ、んんっ!も…ダメぇぇ!あっ…や…イっちゃ…!!あ…はぁああああんっvV」
途端ビクッと震えて佐助の口内に吐き出されると、ふにゃあと幸村は佐助に咥えられたまま脱力した。
だが、
「ふぇ…あ!佐助!どこを舐めて…ぁあんっ!」
突然後孔に走った刺激にまた腰が疼く。
だが佐助はそんな幸村を四つん這いにさせ、細い腰を掴むと、後ろの孔を更に舐め始めた。
「ん…ん…ふゅ…ぅ」
お尻を佐助につき上げるようにし、顔を真っ赤にさせて耐える幸村に更に佐助は欲情すると、
よく慣したその孔に指を一本挿し入れた。
「ああぅ…!」
異物感に少し顔を歪ませた幸村の負担を軽くしようと、また立ち上がってきた幸村自身を再び擦り上げた。
「や…ぁあんっ、きもちぃ…佐助…あ!早く…入れてくれ…!」
潤んで熱っぽい色気ムンムンの幸村からの破廉恥な誘いにモロに下半身が疼き出す佐助。
「旦那…入れるよ」
「ん…あっー!!!」
ズッと入ってくる大きいものの体積を感じ、その瞬間に圧迫感が幸村を襲った。
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