電流痕

□愛しいキミに「電流(アイ)」を
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「種を植えよう」



「水を………」






ミズヲ………………………









やがて芽が出て、花が咲き、一番美しいトキを迎える。






なんて、愛しい。



命を握られ、怯える輝きのなんと美しいことか。






育てたのはボク。


生かしているのは、ボク。







殺すのも、ボク。





ボクのじゆう。






「フフフ…………フハハハッ」






植木バチに満たされた土に、水を溢れるほど注ぐ。












気づけば、ボクの手にはスタンガン。






興奮が四肢を満たす。






ボクは快楽主義者だから。



止メラレナイ。

止マラナイ。







ああ、なんて………













――――――バチンッ。
 

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