短編小説A

□決戦…前夜?
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「うわぁ゙ぁ゙あ゙!!」

夜中に獄寺くんの凄い雄叫びが聞こえてきてオレはガバッ、っと飛び起きた。

ミルフィオーレ、突入前夜。


 ◇ ◇ ◇


「な…っ!何事!?敵襲っ!??」

二段ベッドから飛び降りて獄寺くんはマジメな顔でオレの肩をガシッっと掴んで真剣な目でオレを見据えて、

(…な、なに?この緊迫感…ι)

そうこうするうちに悲鳴を聞き付けた山本やお兄さんたちが駆け付ける。

「何だぁ!?今の悲鳴は!敵襲ではなさそうだが…」

「獄寺ぁ?」

そう言って、獄寺くんに肩を捕まれてるオレを見る。

「山本、お兄さん…いやそのそれが、オレも何がなんだか…「10代目!!」」

「Σはっ!はい!」
(ひぇぇえ!何事っ!?)

「…嫌な予感がします。ミルフィオーレに行くのは、ヤバイかもしれません」

(…獄寺くんがこんな真剣に。やっぱ修行が上手くいってなかったのかな?不安…とか)
ゴクリと唾を呑み込んで見上げる。

「…10代目が、裸で布団に寝かされてる夢を見ました」

「…は? Σはぁ!?何の話???」

「あまつさえ、ダボダボのツナギ姿に裸足で手錠を付けられ、繋がれてる10代目を夢に見てしまいました!!」
くぅっ、っと拳を握りながら顔を悔しそうに歪める。

「ちょ、ちょっと獄寺くん?何言ってんの???」

「それがなんたって悔しい事に、ツナギ姿がめちゃんこ可愛くて可愛くて可愛いくて…っ、なのにそれが、傍にいる敵の野郎とおそろいなんですよ〜〜っ!!」
ペアルック〜〜っと、もはや悔し涙を流して唇を噛みしめて。

「おおお落ち着いて獄寺くん!!それ夢でしょ!?」
余りの嘆きっぷりに慰めてはみるけど、なんてくだらない内容! 山本とお兄さんは呆然としている。

「あんなやつに先を越されるなんて許せません!ここは10代目!是非とも俺とペアルックで白いシャツかなんかで、しかもダボダボの服で鎖骨なんか見えちゃったりして、その上鎖プレイにもうネコ耳なんか加えちゃったりして一緒に萌「Σわ━━━っ///」」

ガゴォッ、っと獄寺くんが勢いよく地に沈む。


「━…戯れ事を言ってないでさっさと寝ろ。遊んでる暇はない」
ハイパーモードになったオレは、ギロリと冷たく一瞥してベッドに戻る。

後頭部からプシュウシュウと湯気を出して眼を回しながらも獄寺くんは

「うぅ、は、ハイパーな10代目も麗しいっス〜…」
なんて呟くとガクリと果てた。

(━━…っ!ほざくなッ!///)






「…やっぱツナは最強なのな」

「うむ、極限に見モノだったぞ」



━━━ 


あははははすいません(^_^;)
どうしても頭の中に浮かんで仕方がないもので"(ノ><)ノ駄文失礼しましたι

 

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