短編小説@

□『それは祈りにも似た』
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「止めろぉおっ!!」
慟哭にも似た願い。傷付き、血を流しても立ち上がる細い身体。

「━…じゅう、代、目ッッ!!」
守らなきゃいけねーのに、俺は…っ!

(手足が折られて動け、ないっ)

それでも這うようにズッと近づく。

「━…来るなっ!!君は、君たちは、オレが必ず守るから…っ」
叫び声、10代目の。

周囲には、倒れた山本や笹川の姿…

(━…10代目…っ!!)

漆黒の空間に焔を纏い、強い意思をたたえた瞳で前を見据えて…
青く光るグローブ、立ち向かい、凛と立つ。

(貴方…が…)
悲しいくらい綺麗な━…綺麗で。この状況でさえ、貴方の尊厳を、どこも傷つけたりなどしない。

爆音。空間を切り裂く。


何度でも立ち上がるその傍に、何故俺はいない!?畜生、畜生、畜生…っ!

(待ってて、下さい)
今その傍らへ行くから。

ズッ

(10代、…目)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
《例えばこのまま一緒に果てることが出来るなら、それもまた幸せだと思えるのです》


 
━━━


あぁあ、格好いいよぉお(ToT)余りの格好良さに悶えまくり"(ノ><)ノ

本屋で壊れましたιι
 

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