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□標的
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10年前からまた1人来やがった!
目の前で物凄い勢いで料理を平らげていく食いっぷりに唖然とする。
(おいおい…その細っこい体のどこへ食いモン消えてんだ?)
チラッと横を見ればニコニコと嬉しそうな10代目のお顔。
不思議なもんで、これが山本や雲雀に対して向けられた笑顔なら、俺は嫉妬で怒り狂ってそこら辺のモン2、3個ぶっ壊しちまってんだろーけど、
(相手がコイツじゃなぁー…)
「ご馳走様でした」
行儀良く手を合わせるバジル。
コイツと10代目は不思議と似通ってて(当たり前か、父親が同じよーなもんだ)まるで兄弟みたいで
「えへへー//」
にこv
にこvV
なんて!
「Σぶふーッ//!!」
(ツインで可愛らしくって、鼻血が出るぜっ!!)
「ご、獄寺どの、大丈夫ですか!?」
「獄寺くん!?」
…っと!それどころじゃねぇ!
(それでも譲れねー事はある。
今のうちに釘刺しとかねーと!)
「おい、新入り!!」
「は?」
首を傾げるバジル。
「10代目とご一緒の部屋は俺様だかんな!その辺のとこ、よーく覚えとけ!!」
あー、スッキリした、と口笛を吹きながら去って行く獄寺。
「…は?」
「うん…もう、気にしないでいーからιってか気にしないで…」
ポンポン、とバジルの肩を叩くツナ。
(―…全くもぉっ!! 獄寺くんわッ///!)
―――
いや、実は黒かったバジルくん、も捨てがたいんですけどね(笑)
「拙者、沢田どののお背中お流しいたしますよ!」
「Σほげーッ///」
◇ ◇ ◇
「この席バレずに昼寝出来たんだよなー」
「俺は睨めば何て事なかったぜ」
(…獄寺くんの後ろ姿見てたなぁ…///)
(ツナのうなじ!うなじ!うなじ!!)
◇ ◇ ◇
「何しに来たの…種馬」
「Σたッ!? 『跳ね馬』だ―――ッ!!」
―――
ありがとうございましたo(^-^)o!