ツナ受け長編小説

□『ひな祭りをしよう』
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「はひ!ツナさん素敵です〜vV」
「ホント、ツナくん、良く似合ってるよ?」

なんて…

「何で京子ちゃんとハルがいるのさ!」

「助っ人部隊だ。オレはメイクが出来ねーからな」

「じゃあ二人がお雛様役やればいいだろ!?女の子なんだし、何でオレが!?」
そう、今のオレは十二単を見に纏い、長い黒髪のウィッグをつけて、化粧までさせられてるι

「しょーがねーだろ?これはボンゴレの主催であいつらは組員じゃねぇ」

「だったらオレがお内裏様やればいいじゃんか!」

「内裏雛は希望者が殺到したんだ」

「はぁι?」

「いーから向こう行け!皆お待ちかねだ」

あきらめの溜め息と共にドアを開ければそこには…

「10代目!?」
「ツナ!?」

(な、な、な、ななんとお可愛らしい///いや、お綺麗でいらっしゃるっ///)
(スゲーのな、女の子にしか見えねぇ、ってかそれ以上?)

Σちょっと獄寺くん何鼻血出て…ってわ!山本何座り込んでんのー!?

「ふぅん、良いんじゃない?」

ひっヒバリさん!?
「…ヒバリさんも居らしてたんですか?それに、皆衣装…」
うわっι皆かっこいいなぁι良く見ると平安貴族風?オレ何でこんな中で女装してんのι

「…可憐な花が見られるって言うからね」
えっ?と思うと顎を人差し指で持ち上げられた。は?可憐?

テメェ!10代目に触るんじゃねぇ、っていう獄寺くんのセリフの前に、割り込むザワッとした悪寒と妖しい声…
「クフフ、クフフ、クハハハ!素晴らしいですね、綱吉君vV 良くぞ僕の為に着飾ってくれました!」

Σ骸ーっっ!?
「わーっっどこ触ってんのさ!ちょっと、やめ、ん///」

おや、照れなくても良いんですよ?なんて腰やら顔やらあちこち触ってくる骸に文句を言ってやろうとしたその瞬間━…

ガキィィン!!
トンファーが降り落とされる。
「いい加減にしなよ?この南国フルーツ」

三叉槍で受け流し答える骸は飄々としている。
「おや?雲雀君じゃないですか。もちろん僕は、君のことも愛してますよ?
綱吉君と雲雀君…モテるって罪ですね、クフフフ」
…わけわかんないこと言ってきた。やっぱ変態だ、このヒトι
 
「…一度咬み殺さないと治んないようだね、そのビョーキ」
「君となら、いくらでも」
あぁιバトルが始まったι寄ると触るとコレなんだから…

「大丈夫ですか10代目!汚らわしい菌が付いてませんか?」
って獄寺くん、まず顔拭こうよ?
こんなんで大丈夫かなぁ。何だか一抹の不安…。
 
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