ツナ受け長編小説

□『こんな初デートバトン』
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【こんな初デートバトン】

ある二人の初デートの様子を想像(妄想)してください。
指定する二人はどんな組合せでも関係でも構いません。
自分と誰かでも構いません。
二人の会話・行動などを答えてください。

指定:「獄寺」と「ツナ」


 † † †


いわゆる俺たちが「お付き合い」というものを始めてから、初めてのデートをする事になった。

いつもなら10代目のお宅まで迎えに行って目的地までご一緒するのだが、今回は違う。

「デートなんだから、待ち合わせしよう?」

愛しい人に上目遣いでそう言われては、俺に断ることなんて出来ない。じゃあ、ちょっと並盛から離れるけど、隣町のお洒落なカフェに明日、11時。約束ね?と指切りして、分かれ道を後にする。

じゃあね、と手を振るその腕を掴んで抱きしめたい。
…実はまだ俺は10代目に触れる事が出来ない。
付き合ってるんだから、問題はないんだろうが、その行為そのものが畏れ多くて、手を出すことが出来ないのだ。

(綺麗な、綺麗な10代目)

俺のこの醜い欲望で触れることなんて、神をも冒涜する行為に他ならないんじゃないのか?

俺もまた「はい、では楽しみにしてます!」っとニカっと笑って手を振り返す。

苦しい想い。

(あなたが、好きです)

 † † †

夜毎訪れる甘いユメ。

俺に揺さぶられて、甘い声で、もっと、と可愛くおねだりをする。

(あぁ、獄寺くん、もっと、オレを貫いて…)

腰を妖しく揺らして誘う。

乱暴にして?もっと感じさせて…?

これは、ユメだよな…?ユメなのに、こんなに官能的で、俺はもう、貴方を感じてイッちまいそうです━…

獄寺の腰も揺れる、合わせるようにツナが喘ぐ。淫猥な水音。滴り落ちる汗。

(アァ、いク、いっチマウ━…っ!)


「シュッ、シュッ、ポッポッ、ポッポー♪ランボさん登場だもんねガハハハハ〜♪」

「…っは!」
そこで目覚ましがなった。

「ッなんだよ畜生!もったいねーっっ!」

怒りに任せて電子音の鳴る目覚ましを投げつける。

チッと舌打ちして煙草に火を着け、髪をかきあげた。
 
「…情けねぇι」



 
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