ツナ受け長編小説

□『miracolo』
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「…何だ?ここは━…」

散らかったゲームソフトに漫画、食べ掛けのお菓子にCD。…知っている、昔なくした場所だ。

辺りを見回す。散弾されたらしき壁の銃痕。手榴弾のピン、屋根には牛型の穴。何より…

転がされた10年バズーカ。

「…ふん」
細身のスーツを身に纏い、薄い紫のタイを締めた黒髪黒目の少年はニヒルに笑む。

「…また懐かしい場所に出たもんじゃないか」

窓の外を見ると茶色いふわふわした髪が揺れながら通りを走ってくるのが見える。

腕の中には目を回しているらしいバカ牛の姿…

「…ツナ」
しなやかな、まだ若い少年は唇の端を上げて美しく笑んだ。


 ◇ ◇ ◇


「━…ダメじゃないかリボーンっ!!ランボ、また空から飛んで来たぞ、…って、え?」
バターンっと音を立てて部屋に入れば、中には艶然と笑んで、ベッドに腰掛ける少年が一人いた。

「え…っと、ど、どちら様???」
走って帰ってきたせいで紅潮した頬を少し傾げて、息を乱しながらくるくる回る瞳で見つめる。

「…昔から、変わらずだったんだな、ツナ」
ニィっと笑う。今はあまり表情を読み取るのが難しくないが、無表情とも取れる良く知った人物の面影が不意に重なる。

「…え?え?、Σえぇっ!?━…もしかして、リボーンっっ!?」

「正解だぞ、ダメツナ」
『彼』、10年後のリボーンは嬉しそうに笑った。


 
━━━


10年後リボーンは捏造ですo(^-^)oさてどうなる?

 
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