妄想小説 

□写真 コムリナ小説★完結
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科学班室長コムイは動揺しまくっていた。
その原因は、1通の手紙…。
ロード・キャメロットと名乗る人物からの手紙だった。
しかし、コムイにとっての問題は手紙ではなく…同封された写真だった。

−−ゴスロリ風の服を乱したリナリーの写真

それは普通の写真ではなかった。
写真の中でリナリーはあられもない格好を!!!!
(ど、どどどどうしてなんだ…リナリー…いつの間にこんなことを!?)
襟元が大きく乱れ、胸の谷間が見えるようで見えない写真や白い白魚のような足や身体、緑の蔦のような植物が絡み付き、緊縛されたような写真などなど男心をくすぐる写真が入っていたのだった。
コムイの脳裏はリナリーのあられもない写真が焼き付いて離れず、妄想爆進状態だった。
(リナリーの身に何が起こったんだ!!そういえば…リナリーはこのところ……き、き、きっとリナリーは…だだだだ騙されているんだ…くそぉ…誰なんだこの写真をとったのは…羨まし過ぎる…)
そんな動揺でコムイが済んでいたのは、ここまでだった。
写真は後ろに行くにしたがって過激な内容になっていた。
そう、いかにもそれらは行為の一場面という感じで…!!!!


ブチーーーーーーッ


コムイの中で何かがキレた。


*■■■■■■■■■■*


コムイは怒りと暗い欲望に突き動かされるようにして、リナリーの部屋に飛びこんでいった。
「リナリー!!リナリー!!!!!」
部屋の中で大声をあげ、リナリーを探す。
「リナリー、どこにいるんだ!!」

ーーガチャガチャガチャ…

浴室の扉の鍵がかかっていた。
「リナリー、リナリー!!!!」

ーードン、ドン、ドン

「リナリー、ここを開けてくれ」
余程切羽詰った声をしていたのだろう。
リナリーの慌てた声が聞こえた。
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