妄想小説 

□黒髪… アレリナ小説★完結
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言葉は便利だ−−−−−

しかし、ある意味では言葉というものがあるから争いが起こる……


別れが……訪れる……


僕はこの秘密を君に隠しとおすだろう−−−−


僕の想いを君は知らない……

でも、それでいいんだよ……



知れば…、君は苦しむことになるから……



**********



「アレン君……何を見ているの?」

リナリーがその言葉を切り出したのは、真夜中知覚の気だるいシンデレラタイム間際……。

「いえ…別に……」
「私に隠し事するの?」
リナリーはチュッとアレンの唇を吸い上げた。
「いいえ、そういうわけじゃないんですよ…ただ、リナリーの髪を見ていたんですよ」
「私の髪?」
「はい」
リナリーは自分で自分の髪を撫で下ろす。
長い髪がシュリュンッとリナリーの背中を覆う。
白い裸体とそれを所々覆い隠す艶やかな黒髪が妙に艶かしい。
「そういえばアレン君はどんなのが好みなの?」
「どんなのって言われても………あっ、リナリーの黒髪は好きですよ」
「もう//////……はぐらかしてばっかり」
「すみません」
リナリーはアレンの胸元に顔を埋めた。
アレンの腕が背中へ回る。
リナリーもアレンにしがみつく。


−−−けだるい時間が流れる


「お願いアレン君……私に隠し事はしないで」
「はい」
「嘘ばっかり……」
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