妄想小説 

□挑発 ラビリナ小説★完結
2ページ/8ページ

「何のこと?」
ラビはまたポリポリと頭を掻き、視線を逸らして、ぶっきらぼうに言った。
「さっきみたいな…ことさぁ…男…挑発すんの」
ラビが何を言いいたいのかリナリーは、ラビの顔を覗きこんだ。


ーーーーガチャッ……


「ら、ラビ……?」
リナリーは少し後ずさった。
「どうしたの…ラビ……キャッ!!!!」
ラビは突然リナリーを抱き上げ、そのまま部屋の中に入っていくとベットの上にリナリーを放り出した。
寝巻きの裾が捲くれ上がり、リナリーの白く滑らかな太腿が顕わになる。
「ら、ラビ……?」
慌ててベットの上で体を起こしたリナリーの視界の先でラビは団服のボタンを外していた。上着を投げ捨てると白い上半身が顕わになる。
「……今夜は逃がさない」
普段とは異なり真剣な瞳のラビに心臓がドクンッと高鳴った。
「もう…次の機会までなんか待てない………」
ベットの端に膝を乗せたラビは、リナリーの頬に手を当てた。
「いいだろ?」
真面目モードのラビにリナリーは言葉が出ない。
いきなりそんな風に言うなんて反則だと思いながらも、リナリーは結局小さく頷いた。


ーー自然に唇が触れた……。


早くもなく遅くもなく…自然のスピードで唇が触れ合った。
kissは初めてじゃない……。
でも、胸がすごく高鳴った。
まるで互いに初めてのように……。
最初は遠慮がちに……何度も触れ合うだけのkissが繰り返された。
ベットの上でするkiss……。

やがて……互いの背中に手が回った。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ