Others

□水のようで
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興味が此処まで来れば立派かもしれない。
此の儘、ただ流れに身を流せばいい。

魔族に何が分かる貴方はそう言った。
分かる訳がない。

でも分かろうとする事は出来る…

確かに僕らは何時かは生を全うして消える日はくる。

彼女はそれから言った。

人の生き方は水の様だと。
何よりも色に染まりやすくて
何よりも流されやすくて
流されても抗っても生きて行けると。
優しい時も気性の激しい時もある。

でも、何があっても
消える事はないと

彼女は優しかった。
破滅なんか望む人じゃなかった。

僕と彼女は間違った道を選択したのかもしれない。


いつか彼女は一人じゃない
苦しくないと笑った

彼女が望んでたものはただ

なんなんでしょうね。


本当に
彼女の言った通り魔族の僕には分からなかったですね…



end?



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